関東鉄道常総線のサイクルトレイン
昨日の帰りに、関東鉄道常総線で実施されているサイクルトレインを利用したので、その時の様子を書いてみます。
今回利用したのは、下妻駅から水海道駅の区間になります。
常総線のサイクルトレインですが、「いつでも」「どこでも」利用できるわけではなく、「9:30~14:30」に乗車する電車で、「大田郷駅から水海道駅」の区間に限定されています。
利用者が多いであろう、通勤・通学時間帯と、水戸線・真岡線との乗り換え駅である下館駅、複線区間になる水海道駅から取手駅間は避けているようです。
下妻駅前にはシモンちゃんが…
今でこそ珍しくなくなった御当地萌えキャラですが、当時としては珍しかったので話題になりましたね。
モチーフとなっているのは、オオムラサキという蝶ですが、青紫色が入ったハネはオスの特徴ということで、男の娘説があったり…
話が逸れましたが、下妻駅、水海道駅と、竜ヶ崎線の竜ヶ崎駅では、鉄道利用者へのサービスとして、無料のレンタサイクルなんてものもやっていました。
自転車は全部ママチャリですが、電車を待っている間にママチャリを返却しに来た人もいたので、ちゃんと利用されているようです。
下妻駅は駅員さんがいる有人駅です。
窓口で自転車持ち込めるか確認すると、固定用のベルトを持っているか聞かれました。
持っていないことを伝えると、ベルトを貸してくれました。
降りる水海道駅も有人駅なので、そこで返却して下さいとのことでした。
ホームで電車を待っていると、下館行きの電車がやってきました。
ワンマン運転の一両編成の電車で、無人駅から乗る場合は整理券を取って、降りる時に運賃を払うようになっているので、電車というよりバスといった感覚です。
無人駅ではドアも前の1箇所しか開きません。
PASMOとSuicaは使えます。
常総線は、日中はだいたい30分間隔で運行されています。
私が駅に着いた時に、ちょうど守谷行きの電車が来ていたので、次の電車まで30分待つことになりました。
輪行袋に入っていない自転車が駅のホームにあるのは不思議な感じです。
30分ぐらい待っていると、最初は誰もいなかったホームも10人ぐらいの人が待つようになっていました。
取手行きの電車がやってきました。
一番後ろの場所で待っていましたが、自転車置けるスペースは一番前にあるようだったので、前のドアへ移動して車内へ…
車椅子スペースが、自転車持込み優先区域となっています。
手すりがあるので、そこに借りたベルトを使って自転車を固定します。
固定できそうな場所は、ここか最後尾ぐらいだったので、3人以上で持ち込む場合は輪行袋に入れるか、重ねて固定するか、立ったまま手で持っておくか…となりそうです。
混雑する時間帯・区間は避けられているので、車内に自転車があっても特に邪魔になるということもない感じでした。
30分ほど電車に揺られて、水海道駅に到着しました。
駅に着いたら、そのまま自転車を押してドアから出ます。
向かい側のホームには、下館行きの電車が入ってきていました。
改札に向かうと、駅員さんがやってきたので、固定用のバンドを返却して、PASMOをタッチして外に出ます。
降りてから、自転車組立てずにすぐに乗り出せるのは便利だと思いました。
常総線のサイクルトレインの利用方法をまとめると…
・9:30~14:30に乗車する電車に限る
・大田郷駅から水海道駅の区間に限る
・有人駅(下妻駅、水海道駅)から乗る場合は、駅員さんの指示に従って乗車する
(固定用のバンドを貸してもらえる)
・無人駅から乗る場合は、運転手さんの指示に従って乗車する
(乗車時にバンド貸してもられるかも?)
・有人駅で降りる場合は、改札で駅員さんにバンドを返却する
・無人駅で降りる場合は、運転手さんにバンドを返却する
といった感じになりそうです。
運賃の支払い方法も、
・有人駅から乗る場合は、券売機で切符を買うか、PASMO・Suicaを改札でタッチして入場する
・無人駅から乗る場合は、駅の簡易IC改札機でPASMO・Suicaをタッチするか、乗車時に整理券を取る
・有人駅で降りる場合は、改札で切符を渡すか、改札で整理券を渡して運賃を支払うか、改札でPASMO・Suicaをタッチして出場する
・無人駅で降りる場合は、降車時に運転手さんに切符を渡すか、降車時に運転手さんに整理券を渡して運賃を支払うか、降車時にICカードを運転手さんに見せて、駅の簡易IC改札機でPASMO・Suicaをタッチする
と、中々複雑そうでした。