AfterShokzの骨伝導ヘッドホン「Aeropex」を自転車で使ってみる
CyberMedia Japan様からレビュー用にと、AfterShokz社の骨伝導ヘッドホン「Aeropex」をご提供いただきました。
こちらのAeropexについて、自転車で使うという観点からレビューしてみたいと思います。
- AfterShokz Aeropex 骨伝導ワイヤレスヘッドホン 防水bluetooth5.0 コズミックブラック
- SHENZHEN VOXTECH CO.,LTD
- Speakers
Bluetoothで接続するワイヤレスヘッドホンです。
ちなみに、Xtrainerzという商品もあり、そちらは本体にデジタルオーディオプレーヤーが搭載されているタイプになります。
スイム等で使う場合はそちらの方が良さそうですね。
では、届いたAeropexを見ていきます。
まずは外箱を開けていきます。
マグネットで蓋を閉じるタイプになっていて、外箱から豪華な感じがします…
箱を開けると、Aeropex本体が出てきました。
右の内箱の中には、付属品が入っています。
付属品はこんな感じです。
・マグネット充電ケーブル 2本
・シリコンゴム製の収納袋
・耳栓
・説明書(日本語含む12言語)
・保証書
収納袋はマグネットで閉じるタイプになっています。
室内で使う時は、耳栓を付けて外音をシャットアウトすると良さそうです。
IP67の防水性を得るために、充電端子は独自規格になっています。
そのため、充電ケーブルも独自規格のものとなっていますが、2本入っているので安心です。
ちなみにIP67というのは、防塵性能6級、防水性能7級という意味で、粉塵が内部に侵入しない、30分間の水没に耐えられるといった性能になります。
これなら、外走っていて雨降ってきても、ローラー台で汗だくになっても、汗流すためにシャワー浴びる時に付けっぱなしにしても大丈夫そうです(笑)
Aeropex本体についても見ていきます。
右側には、音量ボタンと充電端子があります。
音量+ボタンが電源ボタンも兼ねていて、ペアリングする際もこのボタンを使います。
見なくても指先の感覚で操作できる物理ボタンの方が使いやすいと思っているので、シンプルで分かりやすい物理ボタンはありがたいです。
充電端子と充電ケーブルは近づけると、マグネットでくっつくようになっています。
けっこう強力なマグネットなので、充電中にズレて充電が中断されていたなんて心配はなさそうです。
1回の充電で最大8時間駆動するようです。
左側には、マルチボタンが1つだけあります。
1回押すと再生/停止、2回押すと次の曲へ、3回押すと前の曲へ…みたいな感じの操作になります。
では、自転車に乗る時の頭部の装備に装着してみます。
バンダナ、ヘルメットを被った上から到着しました。
ヘルメットの紐の上から付けると、全く干渉することなく装着できます。
首を上下左右動かしても、首に当たったりすることもありませんでした。
耳にかけるので装着感はありますが、本体重量が26gとアイウェア並の軽さなので、走っていて首に負担がかかることもなさそうです。
ヘルメットにカメラ付けたりライト付けたりするのに比べたら、何も付けていないも同然の軽さです(笑)
メガネ、オーバーサングラスを付けた上からでも、問題なく到着できました。
冬場だと、イヤーウォーマーとか耳あて付きのキャップを付けることも多いかと思いますが、Aeropexの上から被せることで装着自体は問題なく行うことができ、音楽もしっかり聞こえました。
ただ、安全面の観点から言うと、イヤーウォーマー等で外音が聞こえにくくなっている状態で、音楽を聞きながら走行するのは危ないのではないかと…
では、実際に外で自転車に乗りながら使ってみたいと思います。
音楽はスマートフォンに入れておき、事前にスマートフォンとAeropexのペアリングを済ませておきます。
ペアリングは簡単で、スマートフォンのBluetoothをオンにして、Aeropexの電源ボタンを5秒長押しすると、スマートフォン側に「Aeropex by AfterShoks」というデバイスが出てくるので、それを接続するだけで出来ました。
まずは自宅近くの、車があまり通らない道で使ってみました。
最初はどんな感じか分からなかったので、音量かなり低めにしていましたが、鳥の鳴き声が聞こえるぐらいに外音はしっかり聞こえていました。
後ろから近づいてくる車の走行音も問題なく聞こえたので、これなら大丈夫だと思いました。
続いて、交通量の多い主要県道で使ってみました。
まず、車が横を通り過ぎると、Aeropexからの音はほとんど聞こえなくなります。
特に、トラック等の大型車だと、かなり音量上げていてもかき消されます。
交通量の多い一般道で使うのは少し厳しいかなと感じました。
最後は、歩行者・自転車以外通行不可のサイクリングロードで使ってみました。
サイクリングロード上は風が強く吹くことが多く、風切り音も大きいので、音量は大きめにしました。
走りながら右手で耳元のボタンを押して音量変えやすいので便利でした。
サイクリングロード上でのAeropexの使用はかなり快適でした。
歩行者の動きなどは、しっかり目視で注意する必要がありますが、やはり自動車が通らない分、安心感が大きいです。
サイクリングロード走行時の退屈さを紛らわせるのに良いものだと思います。
ちなみに、ペアリングしたスマートフォンは、ハンドルに取り付けたハンドルポーチに入れてありますが、途中でペアリングが切れたりすることもありませんでした。
ブレーキかけた時に、音が一瞬飛んだりしたのは少し気になりましたが…
音質は、カナル型のイヤホンとか普通のヘッドホンと比べると劣りますが、普通に聞くには問題ないかなと思います。
耳に入れない、オープンイヤーとなっているので、音漏れはかなり激しいのではないかと懸念していましたが、よほど静かなところで使うか、かなり近づかない限りは聞こえないぐらいに音漏れもしていませんでした。
一応、電車が通り過ぎるすぐそばで使ってもみましたが、さすがに何も聞こえなかったです。
外だけではなく、ジムでもAeropexを使ってみました。
やはり、外より室内の方が音は安定して聞こえます。
ジムでのトレーニングとか、室内でローラー台回す時にも良さそうでした。
ジムからの帰りに雨に降られましたが、雨の中でもしっかり使えました。
雨でビショぬれになって帰ってきたので、帰ってすぐにお風呂に入りましたが、入浴中もそのまま、Aeropexで音楽を聞いていました。
防水性に間違いはありませんでした。
ということで、Aeropexを使ってみましたが、想像していた骨伝導ヘッドホンよりもずっと良いものでした。
あえて難を言うのであれば、バッテリーの駆動時間が8時間なので、朝から晩まで走るような時だと、充電保たなそうですが、充電ケーブルが独自規格のものなので、モバイルバッテリー等を使って外で充電する場合は充電ケーブルも持っていかないといけなくなる…といったところでしょうかね…
とはいえ、充電スタンドのようなものは不要で、ケーブルだけ持っていけば良いのであまりかさばらないですし、バッテリー容量増やそうとすると本体重量が増えてしまいそうなので、現状のバランスがちょうど良いのかもしれません。
1回のライドで8時間以上走ろうとする方がおかしい気もしますし(笑)