CycleTrip 個人間でスポーツサイクルをシェアする
今回は、「CycleTrip」という、個人間でスポーツサイクルをシェアするサービスを紹介します。
このブログのプロフィール欄に書いてあるように、私は現在9台の自転車を保有していますが、頻繁に乗っているのはせいぜい4、5台ぐらいです。
STORMEはローラー台に固定したままで、ASSAULTPACKは折り畳んだ状態で収納、RAIL 700は解体してしまっています。
FALADやBACCHUSも最近はあまり乗っていませんが、そういった感じで持て余してしまっているスポーツサイクルを、個人に貸し出したり、逆に個人から借りたりするといったサービスが、この「CycleTrip」になります。
こういった個人間のレンタルサービスがあることを知らなかったのですが、CycleTripの堺さんという方から、こういうサービスを提供しているというメールをいただきました。
あまり乗っていない自転車があったので、利用を検討したいという旨と、ブログでサービスを紹介したいという旨を伝えたところ、サービスについて直接お話したいという内容の返信をいただいたので、実際にお会いしてお話を伺うことになりました。
CycleTripの堺さんに来ていただきました。
浅草からe-BIKEに乗って来ました!
カフェで「CycleTrip」のサービスについてお話を伺います。
ちなみに、このe-BIKEですが、「CycleTripBASE」でレンタルすることができます。
Benelli TAGETE 27.5
せっかくなので、試乗させてもらうことにしました。
ハンドルにリモコンとモニターがマウントされています。
リモコンでアシストのパワーを5段階(+アシストOFF)で調整できます。
ダウンチューブにバッテリーが取り付けられています。
定使野橋から越谷レイクタウンまで、新方川沿いを走ってみました。
アシスト機能を体感するために、坂道とかあればよかったのですが、ほぼ平坦路しかないので、登りでの良さはあまり分かりませんでしたが、停止状態からの漕ぎ出しはアシストのおかげで凄く軽かったです。
今度はぜひ、山で使いたいですね…
さて、「CycleTrip」のサービスについてですが、基本的には最初に書いたように、個人間でスポーツサイクルを貸し借りするといったものになります。
説明を聞いて、個人的に感じたメリットだったり、今後に期待したいことだったりを挙げていきます。
貸し手のメリット
初期費用ゼロ
貸す側は、利用登録や貸し出す自転車の登録に費用はかかりません。
レンタルが成立した場合に、レンタル料金の20%を「CycleTrip」に支払います。
誰にも借りてもらえなくてもお金はかかりません(笑)
レンタル料金を自由に設定可能
1時間いくら、1日いくら、1週間いくらというレンタル料金を自由に決めることができます。
良いマシンだったり、立地が良かったりすれば高めにしたり、エントリーモデルだから安めに設定したりと、状況に応じて設定できます。
受け渡し場所、貸し出せる日程もマシンごとに設定することができます。
ロードサービス・盗難補償あり
「CycleTrip」では、借り手はオプションを追加することで、ロードサービス、盗難補償を受けることができます。
これにより、万が一のトラブルに対応することができます。
また、貸し手はバイク登録の際に、借り手の盗難補償オプションを必須とする設定もできます。
グループ会社であるZuttoRide 株式会社は、自転車ロードサービスと自転車盗難車両保険のサービスを行ってるので、このようなサポートができるのですね。
借り手のメリット
任意の場所で借りることができる
個人が貸し手となるため、登録している人がいるところならどこでも借りることができます。
遠征して走りたいけれど、新幹線輪行は面倒…と思った時に、現地に貸し手がいれば、身一つ(マイヘルメットやグローブ等は持っていくかもしれませんが)で行って、借りて走ることができます。
普段乗れないマシンに乗ることができる
色々なメーカーのロードバイクをはじめ、クロスバイク、マウンテンバイク、ミニベロにe-BIKEと、多様なスポーツサイクルが登録されているため、普段乗る機会がないマシンに乗ることができます。
貸し手とチャットでやりとりができる
これは貸し手側のメリットでもありますが、アプリ内のチャット機能で、貸し手と借り手で直接やりとりができます。
貸し出し場所や時間を細かく決めたり、ペダルをSPDにできるかとか、パンク修理道具は持参すべきかとかの話をすることができます。
今後に期待したい点
貸し出しについて
アクセスの良さや、場所の分かりやすさを考えると、駅で受け渡しするのが良いと思いますが、私の住んでいる松伏町には鉄道が通っていません。
貸し出し時の自宅から駅まで、返却時の駅から自宅までは、そのまま自転車で移動すれば良いのですが、貸し出し時の駅から自宅まで、返却時の自宅から駅までの移動の際にはバスを使う必要があるため、その分の金額を上乗せすることになります。
また、平日は仕事なので、ほぼ土日祝日しか受け渡しができません。
受け渡しの時間を考えると土日あまり遠出できなくもなりますね…
貸し出し用に登録する自転車は、ほとんど乗っていないものなので、一層の事、自転車は貸し出し用として店舗等に預けておいて、レンタルされた実績に応じて料金が入ってくる仕組みも選べたりすると使いやすいかなと思いました。
登録されている台数について
現状では、まだ借りられる自転車の台数は少なく、場所も偏っています。
東京をはじめとする都市部は結構多いですが、都市部を離れると、ほとんど借りられる自転車はありません。
スポーツサイクルでヒルクライムしたり、海沿いを走ったり、田舎を走ったりしたいと思っても、借りられる自転車がないのが現状です。
今後、規模が拡大していって、登録されている台数が増えていくことに期待しています。
ということで、うちのあまり乗っていないロードバイク2台を登録してみました。
オススメのサイクリングスポットの投稿とかもできるので、時間がある時に投稿したいと思います。
◆CycleTrip(サイクルトリップ):スポーツ自転車シェアで、世界と繋がろう!
iOS/Android用のアプリもあります。