Domane SL5 (2020モデル)で1000km走った感想
Domane SL5を購入してから、約2ヶ月が経過しました。
その間の走行距離は1,064kmと、1,000kmを超えたので、走ってみて感じたことを書いていきたいと思います。
↑現在は完成車の状態からホイール周りを交換してありますが、700kmぐらいは完成車の状態で走っていました。
圧倒的な快適性
Domaneは、とにかく快適性を追求したマシンです。
OCLVカーボンフレームに、前後IsoSpeed搭載で、振動吸収に特化した作りになっています。
路面からの振動を体ではなく、フレームがいなしてくれるので、長時間乗ると、体への負担がかなり抑えられるのが実感できます。
今は25Cのタイヤに交換していますが、元々は35Cのタイヤが付いているので、太いタイヤで空気圧を下げて走ることで、悪路でもかなり快適な走りができます。
一定以下の振動は、ほぼフレームが消してくれるので、きれいに舗装された道を走ると本当に振動を感じなくなります。
高い直進安定性
トレイル値やホイールベースが大きいジオメトリで、BBハイトが大きく重心が低いため、反応はもっさり気味ですが、直進安定性は高いです。
ゆっくり走ってもふらつきが小さいので、走りながら写真撮ったり、補給食食べたりしやすい利点があります。
スピードが落ちる登りや、逆にスピードが出てしまう下りでも安定して走ることができます。
重たい車体、意外と軽い走行性
重量はかなり重たいです。
カタログスペックで9.89kg、実際走る時は、諸々の装備で10kgは優に超えます。
ホイール周りを交換して少しは軽くなりましたが、それでもカーボンフレームとは思えないぐらいの重さはあります。
その重さから、登りはかなり厳しいです。
ヒルクライムが大変なのはもちろん、河川の橋のちょっとした登りでも、後ろから引っ張られているような感じになります。
他のマシンならギア変えずにシッティングで登れるような坂でも、ギア落とすかダンシングしないと登れません。
平坦ではどうなのかというと、漕ぎ出しはやはり重さを感じます。
ただ、走り出してしまえば、あまり重さを感じることはありません。
重量はあるけれど推進力は高い。そのため、一度速度が乗ってしまえば、重さを気にせずスイスイ進めるようになります。
ロマン◎
IsoSpeedやフレーム内蔵ストレージといったギミック。
メカニカルなディスクブレーキ、変速機構を持ちながら、エアロ形状のフレーム、一体化されたシートポスト、コンパクトなハンドルと重々しさと軽快さを兼ね備えた見た目。
フェンダーを取り付けられるダボ穴やブレンダーシステムでライト等を取り付けられるサドルといった拡張性。
これら全てが男心をくすぐります。
結局のところ、Domaneを買った一番の理由がこれになります。
Domaneで走りたいという気持ちよりも、Domaneをいじりたいという気持ちが大きくなってしまい、あまり乗らなくなってしまう諸刃の剣かもしれません…
ということで、ゆっくりロングライドするのには、やはり向いているなと思いました。
男心をくすぐると言いましたが、ハンドルとブラケットが小さくて握りやすく、サイズも44~62まであるので、女性でも乗りやすいんじゃないかなと思います。