VELMO Q2 折りたたみ電動アシスト自転車 レビュー
今回、アベントゥーライフ株式会社様から、折りたたみ式の電動アシスト自転車のレビュー依頼をいただきました。
VELMO Q2と、VELMO Pegasusという2車種について、実際に試乗してレビュー記事を書いてほしいというお話をいただきましたので、試乗ができる西日暮里baseに行って試乗してきました。
△西日暮里base
1台につき大体1時間程試乗してきましたので、自転車の紹介と乗ってみた感想を書いていこうと思います。
VELMO Q2
まずは、こちらのVELMO Q2です。
【商品紹介ページ】
【販売ページ】
アルミフレームで街乗りに向いている折りたたみ電動アシスト自転車です。
パンフレットをいただいてきたので、そちらも載せておきます。
カラーは全部で6種類あります。
今回試乗したカラーはGreenになります。
個人的に、街乗りだとパステルカラーのGreenやBlueが可愛くて良いと思いました。
バッテリーはシートポスト内部に搭載されているので、外から野暮ったいバッテリーが見えないという点も良いです。
付属品等を除いた本体重量は19.8kgとなっています。
タイヤサイズが20インチで、折りたたみ機構と電動ユニットを搭載してこの重量は優秀だと思います。
ハンドル周りもシンプルで、左側に電動アシスト用のコントローラー、右側に変速用のシフターが付いています。
電動アシスト用のコントローラーはライトの点灯ボタンも兼ねています。
ディスプレイには現在のアシストレベルや速度、走行距離等が表示されます。
アシストレベルは1~5の5段階で設定することができます。
ハンドルのクランプは工具無しで締められるようになっているため、高さと角度は簡単に調整できます。
アルミフレームの側面にはVELMOのロゴが入っています。
ワイヤーは外装式で、フレーム下部に沿って通っています。
フロントライト、スタンド、泥除けに折りたためるペダル、ボトルケージ取り付け用のダボ穴が付いています。
別売りでボトル型の予備バッテリーも販売されているので、ボトルケージに付けて使うこともできます。
小径車としては大きい20インチホイールに、太い20x1.95インチのタイヤを履いているため、走行中の安定感は抜群です。
前後のブレーキは機械式ディスクブレーキになっています。
油圧式ほどの制動力はありませんが、街乗りの速度域で使うブレーキとしては十分過ぎる性能があります。
フロントのチェーンリングは52Tのシングルで、リアは7段変速になっています。
折りたたみ自転車なので、当然折りたたんでコンパクトにすることができます。
ペダルを折りたたんで、シートポストを下まで下げて、ハンドルを折りたたんで、フレームを折りたたむだけでこの形になります。
特に力を入れないといけない工程もなく、慣れていなくても3分とかからず折りたたむことができました。
前輪と後輪の側部にマグネットが付いていて、折りたたむとマグネット同士がくっついて勝手に離れないようになっていました。
タイヤを地面に付けた状態でフレーム部分を持ち上げると、そのまま前に転がして運ぶことができます。
※後ろにバックしようとすると、ペダルが回ってしまいフレームにぶつかってしまいます。
20kg近くあるので、持ち上げて運ぶのは厳しいです。
転がして運ぶと良いでしょう。
持ち上げると重たいので、電車で輪行というのは厳しいかなと思いますが、折りたたんだ状態で自動車に積んでおいて、旅行先で降ろして使うといった使い方は良いのではないかと思います。
実際に試乗してみて…
実際に、このVELMO Q2に乗ってみました。
今回は西日暮里から上野公園まで走ってみました。
上の方で載せている写真も上野公園で撮ったものになります。
まず、まっすぐ平坦な道を走った感想ですが、小径車にしてはかなり安定感があると思いました。
BBの位置が結構高いので、最初は違和感がありましたが、すぐに慣れました。
BBの位置が低い方が重心も下がって安定するはずなので、安定性は低いのかと思っていましたが、タイヤが太いおかげで安定した走りができていました。
一方で、スポーツサイクルのようにスイスイ走れるかというと、そこはシティサイクルとクロスバイクの中間といった感じでした。
ハンドルとサドルの高さ調整が容易で、フロント52T、リア14Tのギア比で走れるので、走ろうと思えばスポーツサイクル感覚でも走れますが、やはり街乗り感覚でのんびり走る方が向いているかなと思いました。
電動アシストの性能はかなり強力で、信号待ちで速度0のスタートから漕ぎ出して、すぐに最大アシスト速度の24km/hまで上がりました。
アシストレベルは1~5の5段階ありますが、平地では3もあれば十分でした。
続いて、坂道での電動アシストの性能も試してみました。
富士見坂という結構な勾配の坂道があったので、ここを登り降りしてみました。
電動アシストをONにして登ってみると、とても楽に登ることができました。
アシストレベル3だと、少し踏み込んで登っているという感覚なのですが、アシストレベル5にすると、ほぼ平地と変わらないぐらいの感覚で走れます。
電動アシストが楽過ぎて、登る前に軽いギアにするのを忘れてしまうぐらいでした。
ブレーキが機械式のディスクブレーキなので、下りも十分に速度を落としながら安全に走ることができました。
別の上り坂で、カーブで自動車が詰まっていたので停止を余儀なくされました。
こういった急勾配の途中で止まってしまうと、普通の自転車だと中々坂道発進ができないのですが、電動アシストのおかげで、停止状態からの坂道発進も難なくできました。
まとめ
最後に、VELMO Q2について良いと思った点と、気になった点をまとめたいと思います。
良いと思った点
- 快適な乗り心地
- 電動アシスト性能が高い
- コンパクトに折りたためる
- 街乗りに最適
- 見た目が可愛らしい
気になった点
- 持ち運ぶには重たい
- 充電時に本体丸ごとかシートポストを抜いて電源近くまで持っていかないといけない
といった感じです。
電動アシスト自転車を、日常の足として普段使いしたいという目的であれば、かなり良い選択肢になるのではないかと思います。
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VELMO Pegasusについてはこちらでレビューしています。