VELMO Pegasus 折りたたみ電動アシスト自転車 レビュー
VELMO Q2に続いて、VELMO Pegasusについても、アベントゥーライフ株式会社様からレビュー依頼をいただきましたので、こちらも試乗してみた感想を書いていこうと思います。
VELMO Pegasus
こちらがVELMO Pegasusになります。
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【販売ページ】
こちらはカーボンフレームとなっており、スタイリッシュな見た目も相まってスポーツサイクル的な要素が大きい、折りたたみ電動アシスト自転車になっています。
パンフレットをいただいてきたので、そちらも載せておきます。
カラーは全部で5種類あります。
鋭角的なフレーム形状なので、黒系の色合いだとスタイリッシュで格好良い感じになります。
パステルカラーにすると、格好良さと可愛らしさを兼ね備えた見た目になります。
バッテリーはシートポスト内部に搭載されているので、外から野暮ったいバッテリーが見えず、スタイリッシュなイメージを損ねない点が良いです。
付属品等を除いた本体重量は14.8kgとなっています。
タイヤサイズが20インチで、折りたたみ機構と電動ユニットを搭載すると普通は20kg以上になってしまうものですが、電動アシスト自転車とは思えないぐらいの軽さです。
ハンドルもスタイリッシュさを損ねないシンプルなものになっています。
左側に電動アシスト用のコントローラー、右側に変速用のシフターが付いています。
特に電動アシスト用のコントローラーは、まるでスマートウォッチをハンドルに取り付けたような見た目になっていて、電動アシスト自転車ということを感じさせません。
電動アシスト用のコントローラーはライトの点灯ボタンも兼ねています。
ディスプレイには現在のアシストレベルや速度、走行距離等が表示されます。
アシストレベルは1~5の5段階に加えて、アシスト無しの0を設定することができます。
アシスト不要な時は手元で簡単にアシストを無しにできる点が良いと思います。
ハンドルのクランプは工具無しで締められるようになっているため、高さと角度は簡単に調整できます。
以前のモデルではハンドルバーはカーボン素材となっていて、工具を使わないと角度を調整できないようになっていたみたいですが、工具無しで簡単に調整できるようにするために、カーボン素材は止めたそうです。
(工具無しだと強く締めすぎて、カーボンが破断する恐れがあるため…)
フレームにはロゴもなく、ワイヤーも内装式のため、一層スタイリッシュさに磨きがかかっています。
フロントライト、スタンド、泥除けに折りたためるペダルが付いています。
フレーム強度の都合でボトルケージ取り付け用のダボ穴は付けられなかったようです。
ボトルやツールケースを使う場合は、別途ハンドルやサドル下に取り付けられるボトルケージアダプターのようなものが必要になります。
別売りのボトル型予備バッテリーは、フレーム底面のメンテナンスカバーのところに取り付けられるみたいです。
また、スポーツサイクルとして使うなら、泥除けは無くても良かったかもしれません。
小径車としては大きい20インチホイールに、太い20x1.75インチのタイヤを履いているため、走行中の安定感は抜群です。
バルブは英式ですが、スポーツサイクル的には仏式の方が良いかなと思いました。
前後のブレーキは油圧式ディスクブレーキになっています。
制動力が高く、軽い力でブレーキをかけられるのが良いです。
フロントのチェーンリングは52Tのシングルで、リアは9段変速になっています。
電動アシストをONにしている時はあまり変速使う必要無いですが、電動アシストOFFでも走ることを考えると、9速なら細かく変速できるので良いですね。
折りたたみ自転車なので、当然折りたたんでコンパクトにすることができます。
ペダルを折りたたんで、シートポストを下まで下げて、ハンドルを折りたたんで、フレームを折りたたむだけで折りたためます。
折りたたみ方法は簡単ですが、ワイヤーケーブルがフレーム内を通っていて、ワイヤーケーブルを保護するための緩衝材があるため、フレームを折り曲げるのにやや力が必要でした。
片手で折りたたむのは難しいですが、両手でグッと押し込めば折りたためるぐらいの固さですが…
前輪と後輪の側部にマグネットが付いていて、折りたたむとマグネット同士がくっついて勝手に離れないようになっていました。
タイヤを地面に付けた状態でフレーム部分を持ち上げると、そのまま前に転がして運ぶことができます。
※後ろにバックしようとすると、ペダルが回ってしまいフレームにぶつかってしまいます。
また、重量は15kgぐらいなので、短い距離であれば両手で抱えて持ち運ぶこともできるぐらいとなっています。
折りたたんだ後のサイズも結構小さくなるので、これなら電車での輪行もできそうだと思いました。
実際に試乗してみて…
実際に、このVELMO Pegasusに乗ってみました。
VELMO Q2と同じく、西日暮里から上野公園まで走ってみました。
上の方で載せている写真も同様に、上野公園で撮ったものになります。
まず、まっすぐ平坦な道を走った感想ですが、かなり推進力が高いと感じました。
カーボンフレームの剛性と振動吸収性の高さが生きているのかと思います。
信号待ちで速度0の状態から漕ぎ出して、電動アシストですぐに24km/hまで上がった後で、電動アシストをOFFにしても、速度を維持した状態で走るのが楽でした。
本体の軽さもあり、電動アシスト自転車ながら、電動アシスト無しでもスイスイ走れる自転車です。
その分、不安定ということもなく、20インチのホイールと太いタイヤで安定性も高めでした。
やはりBBの位置は結構高いので、最初は違和感がありましたが、すぐに慣れました。
速度が出ていても、制動力の高い油圧式ディスクブレーキのおかげで、しっかり減速することもできました。
電動アシストの性能はVELMO Q2よりは低いようですが、普段から自転車に乗っている人なら、十分過ぎる程の性能を感じられると思います。
アシストレベルは1~5の5段階の他にアシストレベル0もあるので、手元で簡単にアシストOFFにできる点も良いですね。
漕ぎ出しや登り坂、強い向かい風の時だけ電動アシストをONにして、巡行中は電動アシストをOFFにするいった使い方ができます。
続いて、坂道での電動アシストの性能も試してみました。
同じく、富士見坂を登り降りしてみました。
電動アシストをONにして登ってみると、やはり楽に登ることができました。
VELMO Q2よりは電動アシストが弱いようですが、個人的にはそこまで違いを感じませんでした。
やはりアシストレベル5にすると、ほぼ平地と変わらないぐらいの感覚で走れます。
ギアも平地と同じ状態で登れました。
下りに関しては、油圧式ディスクブレーキだけあって、急な坂道でも十分にスピードをコントロールしながら下ることができました。
まとめ
最後に、VELMO Pegasusについて良いと思った点と、気になった点をまとめたいと思います。
良いと思った点
- スポーツサイクル的な軽快な走り
- 状況に応じて電動アシスト有り無しの切り替えが容易
- コンパクトに折りたためて比較的軽いので持ち運びも可能
- 推進力、制動力、アシスト力のバランスが良い
- スタイリッシュな見た目
気になった点
- ボトルケージを取り付けるダボ穴がない
- 折りたたみがやや固い
- 充電時に本体丸ごとかシートポストを抜いて電源近くまで持っていかないといけない
といった感じです。
スポーツサイクルのような快適さを楽しみつつも、辛いところは電動アシストで楽したいという人にオススメです。
個人的に、見た目がかなり好みです。
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VELMO Q2についてはこちらでレビューしています。