31歳からの自転車

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現在は38歳です。

東武新型特急 N100系スペーシアX 株主向け試乗会 紹介と感想

07/15になり、スペーシアX運行開始となったので、試乗会で感じたこととかを書いていきたいと思います。





受付時に座席が指定されるので、スペーシアXに乗車したら、まずは指定された座席に向かいます。
ちなみに、指定の座席は4号車でした。
3、4、5号車はスタンダードシートの座席になるので、まずはそこから紹介していきます。




3,4,5号車 スタンダードシート



3、4号車のスタンダードシートは、2×2の4列シートがそれぞれ14列並んでいます。
料金としては一番安い標準席となります。





前後の間隔はかなり広くとられています。
200系・250系のりょうもうと比べるとかなり余裕があり、足を伸ばすこともできました。
フットレストは付いていませんが、コンセントは付いていました。
前後の間隔は広いですが、座席の幅はそこまで広くなく、隣の席とも近いので、知らない人同士で隣り合うと気まずい感じです。





背もたれの高さは十分で、ヘッドレストで頭まで支えてくれるので座り心地は中々良かったです。





座席の横には小さなテーブルが収納されています。





ちょっとした小物を置いて使うには良さそうです。





前の座席の背面にもテーブルがあります。





こちらは小型のノートパソコンぐらいなら置いて作業できるぐらいのスペースがありました。





5号車は少し変わっていて、2×2の4列シートは4列で、その後ろは車椅子用のスペースになっていました。





また、5号車には2人用のボックスシートが2つ用意されていました。





個室ではないので通路からは見られてしまいますが、高いパーティションで区切られているので、窓の方を見ていればほぼ個室のような感じでした。
こちらは+400円で座席が利用できます。




2号車 プレミアムシート



2号車は、2列タイプと1列タイプの座席が12列並んだプレミアムシートの車両になります。
スタンダードシートと比べると、前後左右ともに座席幅が広くとられています。





黄色い特別感のある座席になっています。
ヘッドレストの高さは手動で調整可能で、厚みもあるので枕が付いている感じです。
テーブルはアームの中に隠れています。





前の座席に付いているのは荷物入れで、フットレストはありませんが、スタンダードシート以上に前後のスペースが空いているので、足を伸ばしきることも可能でした。
足を伸ばさなければ、前に輪行袋を置いておくことができそうなぐらい広いです。





リクライニングは電動となっていて、ボタン一つで簡単に倒すことができます。
一番上のライトのボタンを押すと…





ヘッドレスト横にある読書灯が点灯します。





シートの背もたれ部分はバックシェル構造となっているため、リクライニングさせても後ろの座席が狭くなったりしないので、気兼ねなく倒すことができます。
座席の座り心地は、スタンダードシートとは比べ物にならない程快適で、スペーシアXの全座席の中で一番だと感じました。
快適過ぎて、南栗橋駅からの帰りは、ずっとこの座席をリクライニングさせて座っていました(笑)
ヘッドレストが枕みたいに頭にフィットするので、寝てしまいそうになりました。




1号車 コックピットラウンジ



1号車は前面展望が楽しめるソファー席とカフェが設置されたコックピットラウンジになります。





この日は試乗会なのでカフェはやっていませんでしたが、実際の運行が始まったら、ここでビールやコーヒーが販売されるようです。





コックピットラウンジの座席は、1人、2人、4人のソファー席になっています。
テーブルもあり、ホテルのラウンジみたいな感じです。





1人席は運転席のすぐ後ろにあり、運転席を通して前面展望が楽しめるようになっていました。
ちなみにこのコックピットラウンジの1人席は、スタンダードシート料金に+200円で利用できます。
展望を楽しみたいなら、ここが一番オススメです。
2人用席は+400円、4人用席は+800円になります。





ちょうど南栗橋駅に着くタイミングでこの席に座ることができたので、前面展望を見ながら南栗橋駅に入線して、そのまま引き上げ線に入る様子を見ることができました。
東武日光駅、鬼怒川温泉駅方面に向かう場合はこちらが進行方向となるので前面展望となりますが、浅草駅方面の場合は反対側なので後方展望になります。





照明もお洒落な感じでした。




6号車 コックピットスイート、コンパートメント



6号車は、旧来のスペーシアにもあった個室、コンパートメントが4室あります。
こちらは+6,040円で利用できます。





こちらはドアを完全に閉めることができるので、完全な個室になります。





暖房の強さを調節するボタンがありました。





座席はソファーとなっていて、コの字型に配置されています。
定員は4人ですが、4人で入っても広々と使えそうです。





テーブルは広げることもできるので、飲食はもちろん、打ち合わせやゲームなんかもできそうです。





部屋は全体的に赤を基調としていて、高級感があります。





間接照明もホテルっぽいですね。





そして、6号車にはスイートルームとも言える、コックピットスイートがあります。
定員7名の特別な個室です。
こちらは通常の運賃とスタンダードシート料金に+12,180円となります。





コックピットラウンジと同様に、運転席のすぐ後ろにあるので前面展望が楽しめる個室となっています。
浅草駅方面に向かう場合に前面展望となります。
座席はソファーとなっていて、テーブルや照明もコックピットラウンジと同じような感じです。





せっかくなので、座って写真撮ってもらいました^^
特別感が凄いです。





南栗橋駅で停車中に運転席の様子も見せていただきました。
運転席も広かったです。




その他



1号車2号車間と、5号車6号車間のデッキ部分にトイレがあります。
5号車6号車間のところには洗面所もありました。





この日は試乗会のため使用禁止でしたが、5号車6号車間には多機能トイレもありました。





自転車を輪行する立場として気になるのは荷物置き場です。
各号車の間のデッキ部分に、ICカードで施錠できる荷物置き場がありました。
ただ、こちらは上下2段に分かれているため高さがあまりなく、縦置き型の輪行袋は入らなそうでした。
横置き型はそもそも奥行きが足りません。





ということで、やはり最後尾の座席裏のスペースが一番輪行袋は置きやすいかなと思いました。
大きさも十分です。




最後に、気になる料金ですが、最も高い浅草駅~鬼怒川温泉駅で、一番安いスタンダードシートを利用する場合、以下のとおりになります。


①運賃:1,590円 + ②スタンダードシート料金:1,940円 = 3,530円


2号車のプレミアムシートを利用する場合は、以下のとおりになります。


①運賃:1,590円 + ③プレミアムシート料金:2,520円 = 4,110円


その他、ボックスシート、コックピットラウンジ、コンパートメント、コックピットスイートを利用する場合は、①運賃、②スタンダードシート料金に、それぞれの特別座席料金が加算されます。
例えば、コックピットラウンジの一人席を利用する場合は、以下のとおりになります。


①運賃:1,590円 + ②スタンダードシート料金:1,940円 + ④コックピットラウンジ一人席料金:200円 = 3,730円


浅草駅~鬼怒川温泉駅の所要時間は2時間ちょっとですが、この金額差で快適さや特別感を味わえるのであれば、プレミアムシートや特別座席にするのも良さそうだと思いました。
座席の予約が取れればですが…

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